ニュースを見たあとに疲れるのに、暇つぶしや不安確認でつい開いてしまう人へ。意志の強さに頼らず、ニュースを開きにくくし、自分で選んだ情報へ置き換える仕組みの作り方を紹介します。
ニュースを見たあと、気分が重くなる。
事件や事故、炎上、対立する意見を見て、「今日はもう見ないでおこう」と思う。それでも次の休憩時間や寝る前には、また何となくニュースを開いてしまう。
これは、意志が弱いからとは限りません。
ニュースを開く行動は、暇つぶし、不安の確認、待ち時間を埋めること、何か新しい刺激を求めることと結びつきやすいからです。見たい内容があるわけではなくても、手が空くといつもの場所を開いてしまうことがあります。
だから、ニュースを見ないために必要なのは「我慢すること」だけではありません。
開きにくい環境を作り、開きたくなったときに別の行動を選べるようにすることです。
この記事では、ニュースを見たくないのについ見てしまう人に向けて、見ない仕組みの作り方を紹介します。
ニュースを見たくないと感じること自体や、必要な情報だけを残す考え方は、ニュースを見たくないとき、どうすればいい?必要な情報だけ残す方法で整理しています。
ニュースを開くまでの流れは、だいたい決まっています。
この流れでは、ニュースの内容を読みたいというよりも、「今の気分をすぐ埋められるもの」としてニュースを使っていることがあります。
だから「ニュースを読まない」とだけ決めても、時間が空いたときの代わりがなければ、同じ入口に戻りやすくなります。
対策は、次の二つです。
最初に変えたいのは、ニュースを開く行動そのものではなく、その直前の場面です。
例えば、次のようなタイミングはありませんか。
一週間すべて記録する必要はありません。
「自分は寝る前に開きやすい」「休憩中に何となく見ている」と一つ分かるだけでも、対策を置く場所が決まります。
ニュースを見てしまう時間帯が決まっているなら、その時間だけでも入口を遠ざける方が効果があります。
人は、手間が少ないものを選びやすいです。
ホーム画面の目立つ位置にある。ブラウザを開くと見出しが並ぶ。いつものブックマークに入っている。こうした状態では、見ないと決めていても、無意識に開いてしまいます。
まずは、ニュースを開くまでに一手間増やしてみてください。
「完全に使えなくする」必要はありません。
必要なときには見られるけれど、何となく開くには少し手間がかかる。そのくらいで十分です。
具体的に、通知やおすすめ欄など、勝手にニュースが入ってくる入口を減らす方法は、見たくないニュースが勝手に入ってくるときに、まず減らしたい5つの入口で紹介しています。
ニュースを開きたくなったときに、「見ない」とだけ考えると、空いた時間や不安がそのまま残ります。
そのため、ニュースの代わりに開くものを一つ決めておくと続けやすくなります。
例えば、こんな置き換えがあります。
ポイントは、「何をするか」をその場で考えないことです。
ニュースを開きたくなる場面で、代わりに開く場所がすでに決まっていれば、選び直す負担が小さくなります。
ニュースを減らしたあとに何を見ればよいか迷う場合は、ニュースを減らしたあと、何を見ればいい?自分で選ぶ情報収集の始め方を参考にしてください。
ニュースをつい見てしまう理由の一つに、「何か大事なことが起きていないか確認したい」という気持ちがあります。
災害、交通の乱れ、生活に関わる変化。必要な情報を見逃したくないと思うのは自然です。
ただ、その不安を解消するために、広いニュースを何度も見に行くと、必要な情報以外まで受け取ることになります。
そこで、確認先を分けておくと安心です。
「何か起きていないか」を広く探す代わりに、「自分に関係することだけを確認する」形に変える。
これなら、必要な情報を残しながら、見たくない話題に触れる機会を減らせます。
ニュースを見始めると、次の記事、関連記事、反応、ランキングと、終わりが見えなくなりやすいです。
見ない仕組みを作るなら、開かない入口だけでなく、開いてしまった後の出口も必要です。
例えば、次のようなルールを置けます。
途中で見てしまったからといって、その日が失敗になるわけではありません。
「ここで終える」という出口を持っておくと、見続ける時間を短くできます。
一日中ニュースを見ないと決めると、かえって意識しすぎることがあります。
最初は、時間を小さく区切る方が現実的です。
特に、朝と寝る前は、見出しや強い話題に気分を引っ張られやすい時間です。
この時間だけでも、自分で選んだ情報や、落ち着ける行動に置き換えると、ニュースとの距離が変わってきます。
ニュースを見ないと、「何かを知らないまま過ごした」と感じるかもしれません。
でも、世の中で起きたことをすべて知ることと、自分の生活をきちんと過ごすことは別です。
ニュースを減らして空いた時間には、次のようなことができます。
見ないことは、情報を捨てることではありません。
自分に関係の薄い話題に使っていた注意を、自分の生活へ戻すことです。
変えることが多すぎると、続きません。
最初の一週間は、次のうち一つだけ選んでみてください。
どれも小さなことですが、「つい見てしまう」流れを少し切るきっかけになります。
ニュースを見たくないのに見てしまうとき、必要なのは自分を責めることではありません。
見ないために頑張り続けるのではなく、見なくても自然に過ごせる形を作る。
その仕組みができるほど、ニュースは「つい開くもの」ではなく、本当に必要なときだけ選んで見るものになっていきます。