ニュースを見たくないと感じるのは、不自然なことではありません。完全に遮断するのではなく、勝手に入ってくる入口を減らし、必要な情報だけを自分で選ぶための考え方を紹介します。
ニュースを見たくないと感じる日があります。
事件や事故、対立をあおる見出し、誰かの炎上。知りたくて探したわけではないのに、スマホを開いた瞬間に目に入ってしまう。見たあとに気持ちが重くなっても、「世の中のことは知っておいた方がいい」と思い、また同じ入口を開いてしまう。
でも、ニュースを見たくないと感じることは、社会に無関心という意味ではありません。
多くの場合は、必要な情報まで拒みたいのではなく、自分で選んでいない情報まで生活に入ってくることがしんどいのだと思います。
この記事では、ニュースを完全に遮断するのではなく、勝手に入ってくる情報を減らしながら、必要な情報だけを残す考え方を紹介します。
「情報量が多いから疲れる」と言われることがあります。
ただ、疲れの原因は量だけではありません。自分の意思とは関係なく、強い言葉や不安になる話題が割り込んでくることにもあります。
たとえば、こんな状態です。
このとき必要なのは、「もっと強くならなければ」と考えることではありません。
まずは、どの入口から、どんな情報が入ってきているかを見直すことです。
ニュースとの付き合い方は、極端になりがちです。
けれど、その間には選択肢があります。
たとえば、防災、天気、交通、自治体からのお知らせのように、生活に関わる情報は残す。仕事や趣味で追いたい公式発表も残す。一方で、今の自分にとって必要ではない事件、炎上、ゴシップ、対立の話題は、わざわざ毎日受け取らない。
大切なのは、情報をゼロにすることではなく、自分の生活に入れる情報を自分で決めることです。
「ニュースを見ないと世の中についていけないのでは」と不安になる場合は、ニュースを見ないと世の中についていけない?必要な情報は残せますで、残しておきたい情報の考え方を詳しく整理しています。
見たくないニュースを減らす第一歩は、内容を我慢して見ないことではありません。目に入る回数そのものを減らすことです。
たとえば、次のような入口があります。
一度にすべてを変える必要はありません。
「寝る前には開かない」「通知だけ切る」「調べものをした後におすすめ欄を見ない」など、いちばん負担の少ない入口から減らしてみるだけでも、目に入る情報は変わります。
具体的にどの入口を見直せるかは、見たくないニュースが勝手に入ってくるときに、まず減らしたい5つの入口で紹介します。
入口を減らしたあとに考えたいのは、「では何を残すか」です。
ここで大切なのは、世間で大きく扱われている情報を全部残すことではありません。自分の生活や関心に必要なものを、具体的に決めることです。
たとえば、次のように分けられます。
| 残したい情報 | 例 |
|---|---|
| 暮らしに必要な情報 | 防災、天気、交通、自治体のお知らせ |
| 仕事に必要な情報 | 業界の公式発表、専門メディア、取引先からの案内 |
| 趣味のための情報 | 好きなチーム、ブランド、作家、ゲーム、地域のイベント |
| 自分が読みたい情報 | 信頼している書き手のブログ、気になるテーマの記事 |
反対に、「話題になっているから」という理由だけで受け取っている情報は、いったん手放しても困らないことがあります。
残す情報と手放す情報の考え方は、見たくないニュースを避けて、必要な情報だけ受け取る方法で詳しく説明します。
事件、事故、災害、戦争などのニュースを見て、気持ちが沈むことがあります。
それは、出来事を軽く見ているからではありません。むしろ、情報をそのまま受け止めてしまうからこそ、心に残ることがあります。
必要な備えや生活に関わる情報を確認することと、関連する記事を次々と読み続けることは別です。
知る必要があることを確認したら、それ以上は追わない。映像やコメント欄を見続けない。自分が落ち着ける話題に戻る。そうした距離の取り方も、情報との健全な付き合い方の一つです。
事件や事故など、重い話題がつらいと感じる場合は、事件や事故のニュースを見たくないと感じるときの、情報との距離の取り方も参考にしてください。
誰かの失言、対立、芸能ゴシップ、SNS上の炎上。
その場では大きな話題に見えても、数日後には別の話題に置き換わっていることがほとんどです。それでも、見出しの強さや周囲の反応に引っ張られて、つい内容を確認してしまうことがあります。
「みんなが知っていること」を知るために、毎日気分を乱される必要はありません。
話題の中心にいることよりも、自分が好きなことや大切にしたいことへ時間を使える方が、日々の満足感につながることもあります。
炎上やゴシップを避けたい場合は、炎上やゴシップのニュースを見たくない人へ|話題に振り回されない情報収集で、情報源の整え方を紹介しています。
見たくないニュースを減らすだけだと、手持ち無沙汰になったり、「何も知らないままでいいのか」と不安になったりするかもしれません。
そこで、空いた場所を自分で選んだ情報に置き換えます。
こうして情報源を自分で選ぶと、「何が流れてくるか」を待つ時間が減ります。代わりに、「今日は何を見たいか」を自分で決められるようになります。
ニュースを減らした後の情報収集については、ニュースを減らしたあと、何を見ればいい?自分で選ぶ情報収集の始め方で、もう少し具体的に考えられます。
NagooFeedでは、読みたいサイトの更新だけを集めて、眺めて、気になった記事を保存できます。おすすめや話題の記事を勝手に並べるのではなく、自分で選んだ情報源から始めるための、静かな情報の棚として使えます。
自分で選んだ情報源だけを読むRSSリーダーとして使えるほか、具体的な方法は好きなサイトだけをまとめて読む方法でも整理しています。
そうとは限りません。必要な情報まで完全に断つのではなく、自分にとって負担の大きい情報との距離を調整することは、自分の時間や気持ちを守るための選択です。
必要な情報源をあらかじめ決めておけば、すべてのニュースを追い続けなくても確認できます。自治体、防災、交通、天気など、自分の生活に必要な情報を残すことが大切です。
会話に必要なのは、すべての話題を知っていることではありません。自分が関心を持てるテーマや、生活に関わることを少し知っていれば、十分に話せる場面も多いはずです。
ニュースを見たくないと感じたら、無理に見続ける必要はありません。
世界のすべてを追わなくても、必要なことは知れます。
大事なのは、情報に生活のリズムを決められるのではなく、自分が読みたい情報を、自分のペースで選ぶことです。