つらいニュースを見た直後に気分が沈み、作業や睡眠に影響する人へ。画面から離れる、身体を動かす、安心できる情報に戻るなど、その日のうちに気持ちを整える方法を紹介します。
つらいニュースを見たあと、気分が沈んだまま戻ってこない。
事故や事件、災害、誰かが傷つく話題を見てしまうと、そのあと仕事や家事に集中できなかったり、何となくスマホを見続けてしまったり。寝る前まで映像や見出しが残って、眠りに入りにくくなることもあるかもしれません。
そんなとき、すぐに「気にしないようにしよう」としてもうまくいかないことがあります。
気持ちが沈むのは、それだけ強い情報を受け取ったからです。無理に切り替えようとするよりも、ニュースから少し離れ、日常の感覚へ戻るための小さな行動を取るほうが役立つ場合があります。
この記事では、つらいニュースを見たあとに、その日のうちに気持ちを整えるための方法を紹介します。
気分が落ちたときは、「あのあとどうなったのだろう」と続報を見たくなります。
けれど、追加で検索したり、関連記事やSNSの反応を追ったりすると、気持ちがニュースの中にとどまり続けやすくなります。
最初にすることは、問題を解決することではありません。これ以上、情報を増やさないことです。
記事を閉じる。通知を消す。SNSを閉じる。スマホを伏せる。
小さなことですが、情報が目に入る状態を終わらせるだけでも、気持ちがさらに揺さぶられる流れを止めやすくなります。
ニュースを閉じても、すぐに忘れられなくて大丈夫です。まずは、これ以上の情報を受け取らない区切りを作ることが大切です。
気になる出来事があると、調べないことが不安に感じる場合があります。
そんなときは、次のように言葉にしてみてください。
必要なことがあれば、明日また確認する。
今はこれ以上、情報を増やさない。
これは、何も知らないままでいると決めることではありません。落ち着いて確認できる時間に回すという選択です。
ニュースのことを考えないようにしようとすると、かえって見出しや映像を思い出してしまうことがあります。
そんなときは、頭の中で考え続けるよりも、身体の感覚を使う行動へ移ると、気持ちを切り替えやすくなります。
外に出られるなら、家の周りを少し歩くだけでもかまいません。
景色を見る、風を感じる、足を動かす。ニュースとは関係のない感覚に触れることで、意識を少しずつ今いる場所へ戻しやすくなります。
外に出にくいときは、部屋の中で軽く歩いたり、ベランダや窓際で深呼吸したりするだけでも大丈夫です。
お茶やコーヒーを淹れる、水を飲む、簡単なものを食べる。
手を動かして、温度や味を感じる行動は、気持ちを日常へ戻すきっかけになります。
特別な気分転換を用意しなくても、いつもの動作をゆっくり行うだけで十分です。
身体を少し動かしたり、湯船やシャワーで温まったりするのも、画面の中に残った緊張をほどくための方法になります。
長い運動でなくても、首や肩を回す、背中を伸ばす、数分だけスクワットをする程度でかまいません。
「考えないようにする」より、「別の感覚を使う」ことを意識してみてください。
つらいニュースを見たあと、何となくスマホを開き続けると、また別の重い話題が目に入ることがあります。
そこで、ニュースを見たあとの行き先を、あらかじめ一つ決めておくと安心です。
たとえば、こんな行動があります。
ポイントは、気分を無理に明るくしようとすることではありません。
ニュースから日常へ戻るための、いつもの行動を作ることです。
「ニュースを見たあとに何をするか」が決まっていると、関連情報を追い続ける時間を短くしやすくなります。
寝る前に重いニュースを見ると、内容が頭に残りやすくなります。
すでに見てしまった日は、「今から完璧に切り替えよう」としなくて大丈夫です。まずはスマホを手元から離して、眠るための行動に切り替えてみてください。
寝る直前に続報やSNSを確認すると、情報が増えてしまいます。
「今日はここまで」と決めて、翌日に回して大丈夫です。
ニュースを見て気持ちが沈むと、「こんなことで影響を受ける自分は弱いのでは」と感じることがあるかもしれません。
でも、誰かのつらい出来事や危険な情報に反応するのは、自然なことです。
大切なのは、気持ちが沈んだことを責めるのではなく、そのあとに自分をどう扱うかです。
こうした小さな手順を持っておくと、ニュースに触れてしまった日でも、気持ちが一日中引っ張られにくくなります。
ニュースのあとに気分が落ちることが多いなら、ニュースを見る場所や入り方を変えることも大切です。
ニュースアプリのおすすめやSNSのタイムラインは、反応の大きい話題や刺激の強い見出しを次々に見せやすい仕組みです。
一方で、自分で選んだ情報源だけを読む形にすれば、何を見るか、いつ見るかを自分で調整できます。
NagooFeedは、ニュースアプリのおすすめやSNSの流れではなく、自分で選んだRSSフィードだけを読むためのサービスです。
ニュースを完全に避けるのではなく、気持ちを消耗させる入り口を減らしながら、読みたい情報へ戻りやすくする。そんな情報収集の形を作れます。
ニュースで辛くならないために|自分に必要な情報だけを選ぶ仕組みの作り方
見たあとも映像や見出しを何度も思い出してしまう場合は、追加の検索やSNSの反応によって、気持ちがニュースにとどまり続けていることがあります。
その流れをほどく考え方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ニュースが頭から離れない人へ|見たあとも気持ちが残るときの整え方
ニュースから離れても気分の落ち込みや不安が強く続く、眠れない、仕事や生活に支障が出ているという場合は、信頼できる人や医療・相談機関に話すことも大切です。
つらいニュースを見て気分が落ちる日は、誰にでもあります。
無理に平気になろうとしなくて大丈夫です。画面を閉じ、身体を動かし、日常の小さな行動へ戻る。その積み重ねで、ニュースとの距離は少しずつ整えられます。