見たニュースの映像や見出しを何度も思い出してしまう人へ。追加で検索しない、SNSの反応を追わない、別の行動へ切り替える方法を紹介します。
ニュースを閉じたのに、見出しや映像が頭から離れない。
事故や事件の内容を何度も思い出したり、「あのあとどうなったのだろう」と追加で調べたくなったり。寝る前まで気持ちが残って、別のことをしていても集中できないことがあるかもしれません。
こうしたときに大切なのは、無理に忘れようとすることではありません。
ニュースを見たあとに気持ちが残るのは、強い情報を受け取ったあとなら自然に起こり得ることです。けれど、追加の検索やSNSの反応を追うことで、気持ちがさらにニュースの中にとどまり続けることがあります。
この記事では、ニュースが頭から離れないときに、情報との距離を少しずつ取り直して、日常へ戻るための考え方を紹介します。
ニュースには、短い時間でも強く印象に残る情報があります。
こうした情報に触れると、頭の中で何度も再生されることがあります。
「忘れよう」と強く意識するほど、かえって思い出してしまうこともあります。まずは、気持ちが残っている自分を責めないことが大切です。
そのうえで、ニュースを何度も思い出す流れを強めないように、次の行動を少しずつ減らしていきます。
ニュースのあとに気持ちが揺れているときは、答えや安心を求めて情報を増やしたくなります。
ただ、次のような行動は、結果的にニュースとの距離を近づけ続けることがあります。
「続報が出ていないか」 「なぜ起きたのか」 「同じことが自分の近くでも起きるのではないか」
気になることを検索すると、一時的には納得したように感じるかもしれません。
しかし、検索結果には関連する重い話題や、より刺激の強い記事も並びやすくなります。情報を探すほど安心できるとは限らず、むしろ気持ちが深く入り込んでしまうことがあります。
ニュースそのものよりも、SNSの反応が気持ちに残ることもあります。
怒り、断定、憶測、誰かへの攻撃、強い言葉。出来事を理解するために見始めたのに、いつの間にか人の感情まで受け取ってしまうことがあります。
ニュースを見たあとに気持ちが揺れているなら、SNSで反応を確認することは、いったん保留にして大丈夫です。
一つの記事を読んだあと、「関連」「おすすめ」に出てきた記事を続けて開くと、情報が終わる場所を見失いやすくなります。
気になる出来事ほど、記事が何本も並びます。けれど、すべてを読まなければ理解できないわけではありません。
「ここまで読んだら閉じる」と決めることも、情報収集の一部です。
ニュースが頭から離れないときは、考えを完全に止めようとしなくて大丈夫です。
まずは、ニュースをこれ以上増やさないための小さな区切りを作ってみてください。
当たり前に見えるかもしれませんが、画面を開いたままにしないことは大切です。
記事を閉じる。通知を消す。SNSを閉じる。スマホを伏せる。
情報が目に入る状態を終わらせるだけでも、頭の中の再生を少し弱めやすくなります。
不安や気がかりがあると、検索しないことが不安に感じる場合があります。
そんなときは、「必要なことがあれば、明日また確認する」「今はこれ以上調べない」と、自分の中で言葉にして区切ってみてください。
調べないことは、知らないままでいると決めることではありません。落ち着いて確認できる時間に回すという選択です。
頭の中に残る情報から離れるには、画面の中ではない感覚を使うことが役立つ場合があります。
大きなことをする必要はありません。身体の感覚に意識を戻せる小さな行動で十分です。
ニュースが気持ちに残りやすい人は、ニュースを見たあとに何をするかを、あらかじめ決めておくと楽になることがあります。
たとえば、次のような「戻る場所」を一つ用意しておく方法です。
ポイントは、「ニュースを忘れるための特別なこと」を用意するのではなく、日常に戻るための行動を決めておくことです。
ニュースのあとに自然と次の行動へ移れると、情報を追い続ける時間を短くしやすくなります。
ニュースの映像や言葉が浮かぶと、「また考えてしまった」と焦ることがあります。
ただ、思い出してしまうたびに自分を責めると、そのニュースに意識が向き続けやすくなります。
そんなときは、次のように扱ってみてください。
気になるニュースを見たから、今は思い出しているだけ。
これ以上、調べなくても大丈夫。
思い出したことを否定せず、追加で情報を取りにいかない。
この二つを繰り返すだけでも、ニュースが日常に入り込む力を少しずつ弱められることがあります。
ニュースが頭から離れない原因は、出来事そのものだけではなく、情報の入り方にあることもあります。
ニュースアプリのおすすめやSNSのタイムラインは、反応の大きい話題、強い言葉、続報を次々に見せやすい仕組みです。
一方で、自分で選んだ情報源だけを読む形にすると、何を見るか、いつ見るかを自分で決めやすくなります。
「見たくない情報を避ける」だけでなく、「読んだあとに気持ちが落ち着く情報を増やす」ことも大切です。
事故、事件、被害、訃報など、内容そのものが重く感じる場合は、詳しい記事や映像を見ない選択をしても大丈夫です。
見ないことは逃げではなく、自分の受け止められる量を守るための線引きです。
暗いニュースを見るのが辛い人へ|事故・事件の話題から少し離れる方法
ニュースを見たあと、気持ちが沈んで作業や睡眠に影響する場合は、ニュースの直後にする行動を整えることが役立ちます。
気分を切り替えるための具体的な方法は、こちらの記事でまとめています。
つらいニュースを見たあと、気分が落ちる人へ|その日のうちに気持ちを切り替える方法
NagooFeedは、ニュースアプリのおすすめやSNSの流れではなく、自分で選んだRSSフィードだけを読むためのサービスです。
好きな趣味、仕事に関係する情報、信頼している公式サイトなどを自分で登録すれば、重い話題や反応の連鎖に引っ張られにくい情報収集を作れます。
ニュースを完全になくすのではなく、情報との距離を自分で決める。
そのための入り口として、自分に必要な情報源だけを残していくのも一つの方法です。
ニュースで辛くならないために|自分に必要な情報だけを選ぶ仕組みの作り方
ニュースを避けても映像や不安が何度も浮かぶ、眠れない、仕事や生活に影響が出ているという場合は、一人で抱え込まないことも大切です。
身近な人に話すことや、医療機関・相談機関を頼ることも選択肢になります。
ニュースを見たあとに気持ちが残るのは、それだけ強く受け取ったということです。
無理に慣れようとしなくて大丈夫です。情報を増やさず、日常に戻るための行動を一つずつ作っていけば、ニュースとの距離は少しずつ整えられます。