事故、犯罪、被害、訃報などの暗いニュースを見るのが辛い人へ。見ないことを責めず、情報との距離を取りながら生活に必要な情報だけ確保する方法を紹介します。
事故や事件、犯罪、被害、訃報のニュースを見ると、気持ちが重くなる。
「こんなことが起きているのか」と知るだけでつらかったり、当事者や家族のことを想像してしまったり。映像や見出しが頭に残って、そのあとも気分が沈むことがあるかもしれません。
それでも、「ニュースを見ないのはよくないのでは」「社会で起きていることから目をそらしているのでは」と感じて、無理に見てしまう人もいます。
けれど、暗いニュースを見るのが辛いなら、距離を取って大丈夫です。
見ないことは、現実を否定することでも、他人の出来事を軽く扱うことでもありません。自分の気持ちを守りながら、生活に必要な情報を受け取る方法はあります。
事故や犯罪、災害、訃報は、ただの情報ではありません。
そこには、誰かの生活や安全、悲しみが含まれています。内容を知って心が動くのは、自然なことです。
特に、次のようなときは、ニュースが強く残りやすくなります。
ニュースに慣れようとして、つらい内容を繰り返し見続ける必要はありません。
「今日は見ない」 「見出しだけにする」 「生活に関係する公式情報だけ確認する」
こうした選択は、自分を守るための調整です。
暗いニュースから離れると、「大事なことを知らずに過ごしてしまうのでは」と不安になるかもしれません。
ただ、すべての出来事を詳しく知ることと、生活に必要な情報を受け取ることは別です。
たとえば、次のように分けて考えられます。
| 確認したいこと | 確認先の例 |
|---|---|
| 自宅や職場の周辺で起きている災害・避難情報 | 自治体、気象機関、防災情報 |
| 電車・道路・航空機などの運行状況 | 交通機関の公式サイト・公式アプリ |
| 利用しているサービスの障害・重要なお知らせ | 企業やサービスの公式サイト |
| 自分の仕事や暮らしに関わる制度・手続き | 行政機関、勤務先、公式発表 |
このように、自分に必要な情報を必要な場所で取る形にしておけば、ニュースアプリやSNSで暗い話題を次々に受け取らなくても、無防備になるわけではありません。
完全にニュースを断たなくても、入り方を変えるだけで負担を減らせることがあります。
スマホに届く速報は、自分の準備がないタイミングで気持ちを揺らします。
災害や交通など、本当に必要な通知だけを残して、ニュースアプリやSNSの速報通知はオフにしても問題ありません。
通知が減るだけで、突然重い見出しを目にする回数を減らせます。
気になるニュースを見かけたとき、詳細記事、関連記事、動画、コメント欄と進むほど、情報は強く、長く残りやすくなります。
「見出しだけ確認する」 「本文は一つだけ読む」 「映像は見ない」
といった線引きをあらかじめ決めておくと、意図せず情報を深掘りしすぎるのを防ぎやすいです。
ニュースの事実を知るためにSNSを開いても、そこには怒り、憶測、対立、強い言葉が集まりやすいです。
出来事そのものより、誰かの言葉に傷ついたり、気持ちがかき乱されたりすることもあります。
必要な情報を確認したいときは、できるだけ公式発表や信頼できる報道に戻る。SNSの反応を追うことは、情報収集とは別の行動だと考えると距離を取りやすくなります。
何となくニュースを開く習慣があると、気分が落ちているときにも暗い話題を受け取りやすくなります。
「昼休みに5分だけ」 「帰宅後に生活情報だけ確認する」
のように、見る時間と目的を決めてみてください。
起きてすぐや寝る前は、ニュースの印象がその日の気分や睡眠に残りやすいため、避けられるなら避けたほうが安心です。
暗いニュースを見てしまったあと、そのまま関連記事やタイムラインを見続けると、気持ちが抜け出しにくくなります。
画面を閉じたら、次にすることを一つ決めておくと、続報を追い続けにくくなります。
気持ちを完全に消そうとするよりも、ニュース以外の時間に戻ることを優先してみてください。
つらいニュースを避けることに、罪悪感を覚える人もいます。
しかし、すべての悲しい出来事を受け止め続けることは、誰にとっても難しいことです。
知ることには意味がありますが、知り続けて自分が疲れ切ってしまったら、日常を守る力まで弱ってしまうかもしれません。
大切なのは、ニュースをどれだけ多く見たかではなく、自分の生活に必要なことを、落ち着いて判断できる状態でいられることです。
見ない日があってもいい。詳しく読まない話題があってもいい。
自分の気持ちを守るための線引きは、冷たさではありません。
暗いニュースを避けようとしても、ニュースアプリのおすすめやSNSを開くと、また重い話題が流れてきます。
そこで役立つのが、読む情報源を自分で選ぶことです。
たとえば、次のような情報を中心にすることができます。
NagooFeedは、ニュースアプリのおすすめやSNSの流れではなく、自分で選んだRSSフィードだけを読むためのサービスです。
「見たくない話題を避ける」だけでなく、「自分が読みたい情報を増やす」形に変えていくと、情報収集をもっと落ち着いたものにしやすくなります。
ニュースで辛くならないために|自分に必要な情報だけを選ぶ仕組みの作り方
暗いニュースを見たあとに「自分や家族にも起きるかもしれない」と不安が大きくなる場合は、ニュースの内容だけでなく、情報量そのものが負担になっていることがあります。
不安が膨らむときの情報との距離の取り方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ニュースを見ると不安になる人へ|先のことを考えすぎないための情報との距離
ニュースを避けても気分の落ち込みや不安が強く続く、眠れない、日常生活に支障が出ているという場合は、信頼できる人や医療・相談機関に話してみることも大切です。
ニュースから距離を取るのは、自分の気持ちを後回しにしないための一つの方法です。
すべてを見なくても大丈夫です。自分に必要な情報を、自分が受け止められる形で受け取れば十分です。