DiscordとRSSを連携する方法を解説。無料で使えるRSS Bot、Discord Webhookを使った通知、自作する場合の仕組みと設定時の注意点を紹介します。
Discordのチャンネルにブログやニュースサイトの新着記事を自動で流したい場合は、RSSとDiscordを連携できます。
代表的な方法は次の3つです。
| 方法 | 向いている人 |
|---|---|
| RSS Botを使う | 簡単に始めたい |
| Discord Webhookを使う | 外部サービスや自作処理と連携したい |
| RSS Botを自分で動かす | 細かくカスタマイズしたい |
無料で手軽に始めるなら、RSSを監視してDiscordへ投稿するBotを使う方法が分かりやすいです。
最初に整理しておきたいのが、DiscordのWebhookとRSSの関係です。
DiscordにはWebhook機能がありますが、Webhook URLへRSS URLをそのまま登録しても、DiscordがRSSを定期的に確認してくれるわけではありません。
RSSからDiscordへ通知するには、
という処理が必要です。
この「RSSを確認する部分」をRSS Botや外部サービスが担当します。
Discord向けのRSS Botを利用すると、自分でプログラムを作らなくてもRSSの新着をチャンネルへ投稿できます。
代表的なものにMonitoRSSがあります。
MonitoRSSはRSSやAtomフィードを監視し、新しい記事が公開されたときにDiscordへ投稿するためのBotです。
公開されているMonitoRSSのインスタンスは無料で利用できると案内されています。
基本的な流れは、
となります。
プログラムを書かずに「rss discord」「rss discord 無料」と探している場合は、この方法から試すと分かりやすいでしょう。
RSS Botを利用する場合でも、まずRSS URLが必要です。
たとえばブログなら、次のようなURLが使われることがあります。
https://example.com/feed
または、
https://example.com/rss.xml
RSS URLはサイトによって異なります。
URLが分からない場合は、RSS URLの見つけ方を参考にしてください。
サイトURLからRSS候補を探す場合は、RSS URL Finderも利用できます。
もう一つの方法がDiscord Webhookです。
DiscordのWebhookは、外部のサービスやプログラムからDiscordのチャンネルへメッセージを送るための仕組みです。
RSSとの連携では、
RSS
↓
RSSを定期取得するサービス・プログラム
↓
Discord Webhook
↓
Discordチャンネル
という構成になります。
つまり、WebhookはRSSを取得する機能ではなく、取得した情報をDiscordへ送る出口として使います。
Discordでは、サーバーの連携設定からWebhookを作成できます。
基本的な流れは次のとおりです。
作成すると、外部からメッセージを送るためのWebhook URLが発行されます。
このURLへ適切なHTTPリクエストを送ると、指定したDiscordチャンネルへメッセージを投稿できます。
DiscordのWebhook URLには、Webhookを実行するための情報が含まれています。
そのため、
ようにします。
Webhook URLが第三者に知られると、意図しないメッセージを投稿される可能性があります。
漏えいした場合は、そのWebhookを削除して新しいものを作成してください。
RSS URLとDiscord Webhook URLの2つが分かっても、それだけでは自動連携できません。
定期的にRSSを確認する処理が必要です。
処理のイメージは次のとおりです。
RSSを取得
↓
最新の記事を確認
↓
前回送信した記事と比較
↓
新着ならDiscord WebhookへPOST
記事URLやRSSのguidなどを保存し、同じ記事を何度も送らないようにすることも重要です。
Discord WebhookへはHTTP POSTでメッセージを送れます。
最小構成なら、送信するJSONは次のような形です。
{
"content": "新しい記事が公開されました\nhttps://example.com/article"
}
RSSから取得した、
などを組み合わせて通知できます。
DiscordのEmbedを利用すれば、タイトルやリンクなどをカード形式で表示することもできます。
RSSをDiscordへ流すだけなら、BotとWebhookのどちらでも実現できますが、役割は異なります。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| RSS Bot | RSS監視からDiscord投稿までまとめて行う |
| Webhook | Discordへメッセージを送る部分だけを担当 |
| 自作Bot | RSS監視・コマンド・管理などを自由に実装できる |
「RSSの新着をチャンネルへ送れればいい」という場合は、既存のRSS Botが簡単です。
一方、
といった場合は、Webhookや自作Botが向いています。
無料で始める方法としては、MonitoRSSの公開インスタンスがあります。
MonitoRSSはオープンソースで公開されており、自分の環境にセルフホストすることもできます。
まず試したいだけなら公開インスタンスを使い、より細かく管理したくなったらセルフホストを検討する方法があります。
ただし、無料サービスの提供内容や制限は今後変更される可能性があります。
利用するときは、現在の公式ページで提供状況を確認してください。
Discord用RSS Botを自分で動かすオープンソースソフトウェアもあります。
自作・セルフホスト型では、
という処理を自分のサーバーで実行します。
RSS BotのOSSによっては、
などが実装されています。
自由度は高くなりますが、Botやサーバーの管理も必要になります。
RSSを数秒おきに取得するような設定は避けます。
RSS配信元へ不要な負荷をかけるだけでなく、Discordへの投稿回数も増えます。
フィードの更新頻度に合わせて適切な間隔で取得します。
初めてRSSを登録したとき、フィードには過去の記事も含まれています。
実装によっては、それらをすべて「新着」と判断してDiscordへ大量投稿してしまうことがあります。
最初は現在の最新記事を基準として保存し、その後追加された記事だけ通知する方法があります。
RSSを定期取得すると、同じ記事が何度もフィード内に残っています。
記事のguidやURLなどを使って、すでにDiscordへ送った記事かどうかを判定します。
RSSを取得できることと、その内容を自由に転載できることは別です。
Discordへの通知では、記事タイトルとURLを中心に表示し、本文や画像などを利用する場合は配信元の利用条件を確認してください。
新着通知が来ない場合は、
の順に確認します。
RSS URLをブラウザで開いて、新着記事がXML内に存在するなら、RSS配信元より後の処理に原因がある可能性があります。
RSS自体の切り分け方は、RSSが更新されない・取得できないときの原因と確認方法で詳しく紹介しています。
RSSをDiscordへ流す方法は、チームで共有したい情報や、すぐ気づきたい更新に向いています。
一方、登録するRSSが増えるとDiscordの投稿も増えます。
その場合は、
と使い分ける方法があります。
Discordを通知場所、RSSリーダーを読む場所として分けると、すべての更新をDiscordへ流す必要がありません。
DiscordへRSSを流すと、新着にすぐ気づけます。
一方、通知を増やさず、自分で選んだサイトの新着を好きなタイミングで確認したい場合はRSSリーダーを利用できます。
NagooFeedでは、自分で登録したRSSの新着をまとめて眺められます。
情報確認日:2026年8月29日